梵企画について

小社の教材は分かり易いと評判を頂いておりますが、一部の人には物足りなく感じるかもしれません。
しかし、心の時代といわれて久しくなりますが、道を求める人々はお寺より仏教書のコーナーに集まるのが現状です。
ある教団の檀信徒意識調査によりますと『自分の宗旨を知らない』と答えた檀信徒が実に４３％にものぼるということです。
仏教者の熱意にも関わらずその言葉が人々の胸に届いていないのではないでしょうか？

少し前になりますが、逮捕されたオウム信者の供述に、
『私達にとってお寺は単なる風景に過ぎなかった』とあります。
仏教を求める若者は書店から新興宗教に流れています。そしてそのほとんどが祟りや世紀末を唱える危ないものです。

梵企画はもっと仏教を知りたいと願う一般の人と、お寺との縁を結ぶ役目を引き受けたいと思います。
そして難解な仏教用語や教義中心的な考え方を極力抑えた作品作りを目指します。
そうした方向づけはご利用くださる現場の各宗教者の方々が、法話やさまざまな仏教行事の中で付加されるべきものと思います。
梵企画はそうした理解のベースとなる作品作りに徹したいと考えます。

〔家の宗教から個人の宗教へ〕、宗教が本来あるべきスタンスに回帰する中で、教団も宗教者も悩みつづけているように見えます。
そして梵企画も試行錯誤をつづけたいと考えます。

共感をいただける方のご支援、ご叱責を頂きつつ、分かり易くシンプルな教材を作りつづけたいと願っています。
梵企画はこのほかお寺や神社で使用する、さまざまな用品を開発し販売しています。詳しくは商品案内のコーナーをご覧ください。